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サーブについて

サーブの基本的な技術からテンションについての豆知識まで議論されています。

[1427] サーブについて Name:テニス学生 Date:2008/04/26(土) 19:20 [ 返信 ]
セカンドサーブで回転のかからないサーブを打ってもダホったりしなかったのですが、もっと展開を良くしたいと思って、厚いグリップ(フォアのイースタンくらい)から薄いグリップに変えてようと努力してます。
回転系のサーブが打ちやすくなった気がしますが、フラット系のサーブの威力が全然無くなってしまって悩んでいます。
厚いグリップだった時のようにトスを前方にあげて上から下に叩きつけるイメージでサーブすると肩が痛くなりますし、スイングがボールの勢いに報われていない気がします。
どのようなイメージで打てば良いか、どんな練習を積めば良いのか、教えていただけると幸いです。

[1428] RE:サーブについて Name:トレジャー Date:2008/04/26(土) 20:23
まず、サーブのグリップを薄くしようとすることは大変良いことだと思います。そうすることでサーブの選択肢が増え、サーブゲームのキープ率も上がると思います。ただ同時に厚いグリップから薄いグリップに変えると始めは慣れずになかなか入らないのでまた元に戻ってしまう、ということもあります。なのでテニス学生さんには焦らずに根気よく練習し続けて貰いたいです。 で本題に入りますがテニス学生さんはグリップを薄くして回転系サーブが打ちやすくなった、とのことですがスライス、スピンのどちらでしょうか?どちらが打てるかで若干アプローチの仕方が変わって来るので良ければお願いします。

[1430] RE:サーブについて Name:テニス学生 Date:2008/04/26(土) 20:59
体の使い方がスピンのようなのに、ボールの回転はスライス気味に飛ぶみたいです。
プロネーションは、打つ直前までひじがラケットを先行して、打った直後に手首が時計を見る形になる運動だと思っていますが、それをサーブのスピードに活かすことができていないと思います。
僕は回転をかけるのに、使うことしかできないです。

[1431] RE:サーブについて Name:トレジャー Date:2008/04/26(土) 21:12
スライスを打っているならボールの右側を打っていることになります。トスをもう少し左寄り+前寄りに上げてみてはどうでしょうか?ちなみにトスは普段サーブを打つときどの辺に上げてますか?

[1434] RE:サーブについて Name:トレジャー Date:2008/04/26(土) 22:43
サーブはプロでも試行錯誤するものなので焦らずに磨いていって下さい。また、アドバイスは僕自身の経験と感覚に基づいているのでテニス学生さんのそれとは微妙に異なるかも知れません。僕のアドバイスを絶対的に信じるのではなく、自分なりにアレンジ等をしてみて下さい。では、頑張って下さい。

[1446] 報告 Name:テニス学生 Date:2008/04/30(水) 01:16
いろんなサーブを打ち分けられるようになる未来は見えてきましたが、まだまだなようです。
毎日サーブいっぱい打っていましたが、肩とかひじとか痛いくらいになったので、少し休むことにします。
打点が、微妙に低いのが問題だってことに今さら気付いたんですが、プロネーションを使おうとすると、微妙に低くなるのですが、これは間違っているのですか?
腕力で打つサーブを卒業して、さらに強いサーブが打ちたいです。

[1447] RE:サーブについて Name:レガシー Date:2008/04/30(水) 19:39
まず基本として、トス位置は球種に応じて変えるんだが(習熟してくると同じトス位置で打ち分ける事も出来るようになるが、今はそんな事は考えなくてイイよ)
フラット・スライスよりもスピンの打点は少し低くなるよ!何故だか、わかるかい?

テニス学生さんは今まで厚いグリップだったからボディターンのタイミングが早く、体が正面を向くのが早かったと思われるが、グリップを薄くし、そして、威力あるスピンサーブをマスターしたければ、ボディターンを少し我慢して、なるべく横向きをキープする事が重要!

最後にプロネーションについて。大体出来てるんだったらイイが、まだまだ練習途上であれば、段階を踏みながらステップアップするやり方もあるよ。最初はワインドアップ(ラケットを肩上にかつぐ)した状態からトスを上げてゆっくりスイングしてみる。プロネーションのやり方やどれぐらい効かせるかを試してみる!その感覚がつかめてきたらスイングスピードを上げていく、ワインドアップからではなくしてみる等。よくテニス雑誌等にプロがサーブを打ち終わった後の写真なんかが出ていて、それを見ると、プロネーションが最大に効いてるから手の平が完全に外側を向いてたりなんかするが、あんなのは真に受けない方がイイぞ!トッププロはいつでも最新技術の最先端を目指しているのであって、せこんとこを考慮しておかないと、かえってマイナスにすら成り得る。プロネーションもどれぐらい効かせるのが自分に合うのか、よく見極めてみてな!でないと、かえってコントロールが落ちたり、関節の故障にも繋がりかねないから。

[1449] RE:サーブについて Name:テニス学生 Date:2008/05/01(木) 01:47
スピンサーブの時に打点が低くなるのは、ボールの上側をラケット面が通過する必要があるからだと思います。
体の開きが早いのは、少しずつ改善されてるようです、何も言ってなくても練習相手に打ち方が変化したということは気付いてもらえるんで。
たしかに、その練習は良さそうですね、壁相手にやってみようと思います。
まだまだ威力が出ないってことは慣れが足りないと捉えようと思います。
間違いがあるなら、指摘して下さると助かります。根本的に間違いなら、はっきりずばっと言って下さい。お願いします。

[1477] 報告 Name:テニス学生 Date:2008/05/22(木) 01:04
スピンサーブの練習をしていて気付いんですが、背中を反らせとよく言われるんですが、反らすことを意識するより反らした反動を使うこと、つまり反動に意識の重点を置いた方が、自然とスイングの加速に役立つと思いました。そのエネルギーを逃がさないためには足のタメが大変重要で、打ち終わり際に足でふんばれた時に威力が上がった気がしました。一般的に言われてるジャンプの前の足のタメとは違います。調子が良くなった時に気付いたことです。誤ったイメージなら指摘して欲しいです。調子が悪い時はスイングスピードを上げるとミスヒットが増えます。どうにかしたいのでどうかよろしくお願いします。

[1483] RE:サーブについて Name:通りすがり Date:2008/05/25(日) 00:24
<フラット系で叩くには>
レガシーさんの言われる様に、肩にラケットを担ぎ、肘と肩・脇の角度を90度にして、肘の回内(肘を親指側に捻る動き)と肩の内旋(肩を胸方向に捻る動き)のみでなるべく手前に、なるべく高く、スマッシュの様に叩きつける練習を行います。ラケット面をフラットに当てる感覚が理解されると思います。その上でレガシーさんの様に段階を踏んで練習していけば良いと思います。
又、打球面に関してもボールに対して真後ろから当たればフラット気味になりますし、斜めに入れば回転が掛かりやすくなります。ボールへのコンタクトもビリヤードの様に当てる箇所を変えてみると色々な変化を感じ取れるのではないでしょうか。

<肩が痛くなる原因と体の使い方がスピンのようなのに、ボールの回転はスライス気味に飛ぶのは>
スピンを打つには、打球時にある程度の横向きが必要になります。又、打球方向とは明らかに違う方向にラケットを振らないとスピンは掛かりません。その為、その状態を作ろうとし過ぎて、更に厚いグリップの名残で前に振ろうとしている事が原因ではないかと推測しています。感覚として、スイング時に自分の胸が邪魔になっているような感覚はあるでしょうか。(腕を振る方向が自分の胸の向いている方向にクロスしているという事です)そうしたら身体の構造上無理がかかるので、痛めるでしょう。横向きを残しすぎるのはそういった面からから問題があります。その為、進行方向ではなく、自分がスイングする方向に胸を正対させた状態で打球してみると障害の危険性が減ると思います。

スライス気味になるのはスイング方向が進行方向に偏り過ぎている事が考えられます。例えば打球方向を90度、真横を0度とすると、90度に近い程、スライス気味になり、0度に近ければスピン気味になります。(勿論、上方向へのスイング成分もスピンには関わってきますが)その中間はトップスライス気味になります。どの方向に腕を振るとどんな球種になるかは、身体的特徴、筋力等から個人差が出ると思いますので、その方向に先程言った様に胸を正対して打球してみてください。威力を求めるのであれば、他のサーブ同様、打球時には相手に対して前向きの方が出ますので、その度合いはスピンサーブの習熟度によって変えてください。

[1484] 威力を上げる為には Name:通りすがり Date:2008/05/25(日) 00:35
バイオメカニクス面から
力の入る肢位は
・手首;とう屈位(親指側に曲げる)の方が力が入り易いです。伸展位(手首を伸ばした状態)で打球してみたり、誰かにラケットで抵抗してもらったりするととどちらが力が入り易いか解るでしょう。勿論前者です。
・肘;90度
・肩・脇;90度
これらの角度をテイクバックの時点からスイング動作中「気持ちの上で」保つ様にします。実際にはフォロースルーでは惰性でこの角度は広くなります。

・膝は深く曲げすぎない事。135度程度に留めて打球する事。(一番力が入りやすい角度であると共に、不必要に筋力を使わないので、バランスを崩したり、コントロールを犠牲にしないで済みます)
・タメ過ぎない事です。何故なら運動連鎖が途切れるからです。その分力が必要になりますし、バランスを崩し易くなるからです。ロディック等はどちらかというと脚を曲げている時間が長いですが、色々な選手の膝を曲げている角度を比較してみて下さい

技術面から
・後ろ足をステップインしていないのならステップインをして捻りを作る。後ろ足にはそれ程体重を乗せない事(バランスや軸が左右に移動してしまうから)
・ラケットの重みを感じられるくらい脱力する事で肩他の筋肉をプレストレッチ(筋肉の動作方向とは逆方向に一瞬力を加えて、弾性を引き出すというものです)させて、力ではなく、それを利用して打球する
補足;(筋肉には動作中、主働筋と協働筋に分かれます。簡単に言えば片方を強く使えば、片方は緩みます。つまり対面にある筋肉が対になって動作中働きます。脚ならば大腿四頭筋(もも前)と大腿二頭筋(もも後ろ)がその関係に当たります。力みというのはその両方に力が入ってしまった時で、そうだと筋肉の動作は遅くなりますというか動けません。だから常に100%で打球しようとすると、両方の筋力が互いに緊張しあって、力いっぱい打っているのに、自然な動作を妨げ、しかもスイングスピードが鈍り、ボールスピードも思ったより速くないという結果になるのです)
・打球時にはなるべく前向きで行う。(その方が身体の動作としては自然なので障害の危険性が減る事とスイングの行い易さという観点から有利です)
・運動連鎖を良くする事
・ウェイトトレーニング及びプライオメトリクスで筋力と爆発的筋力発揮を高める

私自身も実践して、他の方にテニスを教える機会があるのですが、そういった時に問題になるのが、一番問題なのは目的とするイメージがない人は上手くなりません。又は静止画のみのイメージしかない人も上達し難いです。動画、もしくはプロプレイヤーを真近でみて、自分とは何が違うのか(フォーム・筋力・タイミング・関節角度等観察するポイントは多くあります)を出来る方がダンゼン効率が良いです!練習も勿論必要なのですが、You Tubeや試合等を見て、良い情報を頭に増やしていく事も大切ですよ!

[1485] 補足 Name:通りすがり Date:2008/05/25(日) 00:51
・手首を相手側に向ける事で身体が勝手に捻られます。

動画では選手の打球の感触やタイミングも観察出来るので、それらが解らない、静止画よりも情報量が断然多いので絶対お勧めです。

先程述べた体の使い方に関しても強調しようとしたり、「やろうやろう」とすると不自然なフォームになりがちです。だから「正しい動作しか出来ないフォ−ム」を作る事を考えていった方が距離が近くなると思います。

例えば、スピンサーブで縦回転を与えようとして上に振ろうとするとスイングスピードが鈍くなりがちですよね。(私と周りの方々がそうなだけかもしれませんが)しかし、人の身体の構造上、あごを上に向けると、身体の前面を伸ばし易くなり、後面は曲げやすくなりますので、自然と身体を反ろうとしなくても、反っています。その状態から普通に振れば、勝手に上方向へのスイング成分は獲得される筈なので、無理矢理スイングを上方向にしようとする必要がなくなるので身体が楽だと思います。スピンに必要な横方向へのスイング成分についても始めからスタンスをクローズドにして横方向に勝手に振らざるを得ない、構えにすればいい訳です。

他にも考えればポイントは数多くあると思いますが、パッと思いつくのはこんな感じです。何かしら参考になる点があるならば幸いです。頑張って下さい!

[1488] RE:サーブについて Name:レガシー Date:2008/05/25(日) 11:11
調子が悪いってのは、感覚的なズレだけかもしれないし、あるいは、実際に身体の使い方やバランスにズレが生じているかもしれないのだが、スイングスピードをムリに上げるよりも、まずは ゆったりとでイイので、体を大きく十分に使い切るようにしてあげた方がイイだろうな。そうすることで体が自然と記憶を思い起こしやすくなるよ。

[1493] RE:サーブについて Name:通りすがり Date:2008/05/26(月) 19:36
こんにちは。私の方も調子に乗って「威力を上げるには」みたいな事を書いた手前なんですが、グリップを変えたばかりである事を考慮に入れるとレガシーさんに賛成です。

今は焦らずに威力を求めるよりも、「正しい動作」を学ぶ時期であると思います。肩に担いだ状態からゆっくりなスイングで、どんなラケット面ならどの様に飛ぶか、どの方向に振れば、どんな感じの回転が掛かるか、ボールの飛球線はどうなっているのか等を気にした方が良いと思います。

 その為には、足の動き(膝の曲げ)を省いた練習をしてみるといいですよ。(身体のバランスを崩す一因が減りますので薄いグリップを導入するにはもってこいですし、イップスになった時のセカンドにも有効です!)それが安定してきたら、膝を追加したり、フルテイクバックをして、安定したら、威力を求める為に前述した様なポイントや他の方々のアドバイスを踏まえて練習されてみてはいかがでしょうか?

 威力を上げても入らなければ本末転倒ですし、間違った動作を繰り返す程、悪い癖がついて戻し難くなります。かえって時間が掛かる事にもなりかねません。その方がトータルに見て上達も早いと思いますよ。頑張って下さい!!

[1496] RE:サーブについて Name:テニス学生 Date:2008/05/31(土) 02:51
アドバイスありがとうございます。大変参考になって助かっています。
厚ラケだと、ストロークの打球感が微妙な気がするんですが、サーブでゆっくり力を抜いて正しいフォームで打たねばということなのですが、そのためには、ラケットもそういう使いやすいラケットに変えてサーブ練した方が効率が良いのですか?
僕の勝手な個人的意見ですが、ストロークに関して言えば、厚ラケだとちゃんとした打ち方を身に付けるのに、遠回りな気がするんで、サーブだとどうなんだろってことです。
今は、練習ではゆったりサーブして、試合などではサーブのフォームを考える余裕があまりない感じです。トスが高い方が、トス上げた後左手を止め体を抑える意識が高い時の方が、良い当たりのサーブが打ててる気がしました。頭ではわかってても体は遅れてるってことに情けなさを感じるばかりです。

[1500] RE:サーブについて Name:通りすがり Date:2008/06/03(火) 22:55
こんにちは。どういった意味で遠回りだと思うのでしょうか?
 私の個人的な意見からは同意見です。厚ラケだと反発力が高い為、打球感をシッカリと感じる前に飛んで行ってしまう感覚があるのではないでしょうか。実際には厚ラケでも、違っても接触時間はごく短時間での出来事なので大差無いのでしょうが、手の感覚は鋭敏なので感じ取れる差でしょう。
 面白いエピソードにこういった話があります。スピードスケートの清水宏保は、新しいスケート靴の作成時に「ブレードのロックの位置が以前と違う」とクレームをつけたそうです。検査した所、異常は見られなかったのですが、それでも彼は言い張り、更に精密検査をした所、10ミクロン(0.01mm)の誤差を発見したそうです。ちょっと異常な話ですけれどもね。
 個人的にはその「勝手に飛んでいってしまう」感覚が嫌なので厚ラケは使用しません。
 ラージサイズに関しても同様でスイートスポットがボケる感じと勝手に飛んで行く感覚が同居するのでミッドかミッドプラスを使用しています。只、スピンサーブの導入練習をするのならフェイスサイズはある程度大きい方が良いかもしれませんね。

 ある程度腕力があり、技術が身についているならば、打球感がしっかりと伝わり、(ボケない)且つ、オフセンターで捉えてもパワーのあるミッドプラス程度の厚ラケではないものをオススメします。その方が手の感覚としてはより鋭敏になるかと思いますので。
 ガットに関しても色々試してみるといいと思いますよ。ガットを変えるだけで全く打球感は同じラケでも全く変わりますので。
 試合で動作を考える時間の余裕がないのは練習し始めでは当然なので、無意識に出来るまで練習するしかないでしょう。

 トスに関しては個人的には低い方をオススメします。(ラケットを持ち、腕を伸ばしてボール2、3個程度上の位置)風が強い日に誤差が少なくなる事、相手が予測し難くなる事、運動連鎖が途切れ難くなる事が特徴に挙げられるからです。只、こうしたタイミング的なもの、フォームに関しては個人差があるので無理に変えるよりも、個人がシックリくるものを、色々試した上で選択すべきだと思います。頑張って下さい!

[1501] RE:サーブについて Name:テニス学生 Date:2008/06/08(日) 00:08
遅れてすみません。
全くの初心者だった頃、打ち方ははっきり言ってめちゃくちゃで、上から下に叩きつけるだけみたいなフラットサーブを打っていたんですが、その時は厚ラケの力を借りて、今の自分より全然すごいサーブを打っていた気がします。セカンドもフラットでしたが、コントロールよくあまり跳ねないので結構大丈夫な感じでしたが。ストロークの際にラケットに違和感を感じるようになりかなり薄いラケットに変えました。違和感とは薄いラケットを借りた時は低い軌道で良いボール打てるのに、厚いラケットだと勝手に軌道高めのスピンロブ系のボールになるという感じです。
ラケットの力をあまり借りれないぶんサーブの力が弱まり、なおかつ対戦相手のレベルが上がったので、このままだとサーブがヤバイと思い、スピン系のちゃんとしたサーブを身に付けようとしたわけです。
これからも疑問なことがあったらお聞きさせていただくと思いますので、どうかよろしくお願いします。

[1502] 興味深い話 Name:通りすがり Date:2008/06/09(月) 19:24
こんにちは。トッププロはパワーが上がった現代のラケットを使うに当たり、飛び過ぎを抑える為に、ミッド、ラージではないラケットを使用します。ストロークの場合はある程度、フォームが出来ていて、厚ラケでは飛び過ぎてしまい、サーブの方はまだフォームがシッカリせず、動作効率が悪いが為、その様な結果が出ているのではないでしょうか。

 テンションについても面白い研究があります。90年代末期の話。(松岡がウィンブルドンでベスト8なった年の調査)サンプラスは69〜71ポンド(以下略)で異常な硬さ(それでも当時200km超えは秀逸)でしたが、それ以外のビッグサーバーのロセは50、イバニセビッチ53。ストローカーのチャンは66、カフェルニコフは62と比較的に硬く、エドバーグは51〜53だったそうです。ロスターニョは33という柔らかさ。女子の場合、サンチェスは65で他の選手は平均60以上だったそう。
 当時ラリーがなくてつまらないという批判を受けたATPはボール内圧を落とし、ボールが飛ばない様に調整。男子選手は「いつもと違う」という印象を持つ選手は多かったものの、テンションを下げる等して、すぐに慣れてしまい、大きな不服は漏れなかったそうです。
 
それに対して、女子選手は違う理由で不服が漏れませんでした。基本的にプロの間では女子の方がテンションが高く、その場合、手元では勿論繊細な印象は受けなくなります。反発の良くなったラケットで思い切りラケットを振ってコート内に収めるには硬くないとどうしようもないからです。女子はほぼ普段と変わらないテンションで張りを頼み、ボールが変わっている事に気付いた選手は殆どいなかったそうです。松岡の場合、元々60近くで貼っていたそうですが、その辺りでは47〜50程度で張り上げを頼んでいたらしいが、そのウィンブルドンでは41程度に低め、サンプラス戦では40迄下げたそうです。

ビッグサーバーの方がテンションが低いのは、押さえが利かなくなるというリスクよりもスピード重視だという事が考えられますし、男子の方がテンションが低くて済むのは、身長等の面から高い打点でもライナー気味で叩き込んだり、スピンの技術がより確実だからだという話がありました。実際ストリンガーの方から聞いた所、調子の良い状態の選手は普段よりも低いテンションを要求する傾向があるそうです。又、フォアハンドのトップスピンの回転量の回転数の差もサンチェスよりもサンプラスの方が最大最小の差は大きく幅があったそうです。それだけ、緩急をつけ、技術が発達していたとのドイツ人学者の報告も読んだ事があります。

逆に言えば、まだボールを身体を使えない、筋力のない女性等方の場合は、一般的に思われているのとは逆に、厚いラケにするのなら、ある程度の重さを必要とし(シッカリ飛ぶからです)、グリップのブレにくい太いグリップ、ある程度飛びを抑える必要も出てきますのでテンションは硬めというのが良く、「軽く」「細く」「緩く」といのはどちらかというと筋力のある男子プロ的な流れになるそうですね。

最近のプロはラケットの重量は重くなってきているような感じがしますが、テンションは更に低くなってきていると感じます。以上の事を考慮に入れ、使用ラケや重量、厚さやテンション等に変化を加えて、「自分に最適なラケット」を捜してみるのもいいかもしれませんね。疑問があるならば何時でもいいですよ。私の方で答えられる事があれば出来る限り協力致します。他の方のスレにもトレーニング等参考になるかもしれない事も書いているので宜しければ見てみて下さい。頑張って下さい!
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