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傾向の変化
2001年ぐらいまでは、いわゆる厚ラケ、デカラケというものが勢力を伸ばしていました。こうしたラケットのほうが、緩やかなスイングでも大きく跳びますので年配者の方や初心者に好まれていたのです。しかし、近年(2006年)になって、そうしたラケットの傾向に変化が出てきました。2012年現在もこの傾向が続いています。


□ フェイスサイズは縮小傾向

近年は、フェイスサイズ110平方インチ、フレームの厚さ28mm以上というデカラケの販売シェアが落ちているそうです。それに変わって、100平方インチ前後、厚さ25mm程度の、大きくもなく小さくもないラケットのシェアが人気を博しています。

こうした傾向は、年配者層のプレースタイルの変化に起因しています。以前は、ラケットのパワーを使って、緩やかなスイングで当てて返すのが一般的であったのですが、近年はシニア層のレベルも上がり、よりパワフルなスイングで返す為に、少し小さめのラケットを使うようになったのです。かといって、ラケット面の小さい本格的な選手向けラケットでは少々打ちづらいので、100平方インチ程度の中間的なラケットの人気が上がってきているのです。

厚ラケ・デカラケがの人気急上は止まることがないと思っていたのですが、やはり時代のニーズは変化していくものなんですね。


 重さも重量化傾向

重さに関しても同様のことが言えます。200g代前半の超軽量ラケットが全盛を迎えていましたが、現在では前述の理由から、300g程度の、少し重いラケットが好まれるようになってきました。これもやはり、重いラケットの利点が見直された結果であります。
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