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ラケットを選ぶ基準 1位 ラケットの性能 42% 2位 プロ選手が使用している 25% 3位 コーチに薦められたから 8% この1位から3位は、一見バラバラな基準に見えますが、実はこの裏には共通の事象が潜んでいます。 1位は予想通りと言いますか、それはもちろん性能が第一に試合と関係してきますので当然の結果だと思います。2位はプロモデルのラケットが人気ということですね。これは、単純にそのプロ選手のファンというわけではなく、プロ選手が使っているのだからそれだけの性能を持っているだろうという信頼があるからです。また3位の、コーチからのお薦めというのも同じです。コーチが薦めてくれたのだから、それだけ良いラケットなのだろうという思いがあるからです。 そうです。この1位から3位は表現こそ違えど、結局はラケットの性能を基準に選んでいるのです。それを自分で選ぶかコーチが選ぶかプロが選ぶかの違いです。 では、ラケットの性能は具体的にどのようなものがあるのでしょうか。見ていきましょう。 □ 重さ 200g〜330gのラケットが一般的です。重さは、ボールの威力に影響します。重いラケットほど強力なボールを打つことが出来ます。ということは、重いラケットが良いのかというと、単純にそうとも言い切れません。テニスの試合では、1球ボールを打って終わりではありません。1セットの試合でも300〜1000球は打たなければいけません。これだけ振り回すとなると、重いラケットを使っていては腕が疲れて、逆にボールの威力が減退してしまいます。ラケットの重さは、ご自身の筋力と相談して決めるのが良いと思います。力のない人は。軽いラケットを素早く振りぬくことで、ボールスピードを上げるのも一つの手段です。 現在は昔に比べて軽いラケットがどんどん出てきています。これは、生産技術が向上し軽い素材でも威力のあるボールを演出することが可能となったからです。 □ 厚さ 厚ければボールが飛びやすく、薄ければ飛びにくいという性質を持っています。 これはフレームの反発係数に関連しています。フレームが厚いとしなりが少なくなり、ボールにロスなく力を伝えることが出来ます。逆に薄いとラケットがしなり、接触時間が長くなってコントロールがよくなる反面、ボールの威力は落ちます。 最近流行の厚ラケは、ラケットのフレームを厚くすることで、力のない人でも威力のあるボールを打つことが出来るという魔法のラケットです。力に自信がないけど早いボールを打ってみたいという方にお勧めです。 厚ラケに欠点はないのかということを良く聞かれます。特に無いと言ってもいいのですが、厳密に言いますと少々の欠点はあります。 少しの力で大きく飛ぶわけですから、微調整が難しくなります。 薄いラケットでは10m飛ばすために10の力を要したところを、厚ラケでは5の力で間に合うとしましょう。 とすると、5mの距離を飛ばすには、薄ラケでは5の力が必要で、厚ラケでは2.5の力が必要になります。 10→5にするよりも、5→2.5に調整するほうが、細かなコントロールを要求され、難易度的には「難しい」となります。 しかし、この欠点というのは普通にプレーしていたらまず実感しませんし、厚ラケの高反発というのはかなりの利点ですので、厚ラケを拒む理由にはならないと思います。 □ 重心 例えば300Gのラケットでも全てが均一の重さではなく、どこかしらに重心が置かれています。銃身の位置によって、トップヘビーかトップライトに分けられます。特徴としては、トップヘビーはボールに力を伝えることが出来ますが、振り抜くためには筋力が必要となります。トップライトは振り抜くことは簡単ですが、ボールのパワーは落ちます。 |
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[テニスのばいぶる] |