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1本張りと2本張り
1本張り

張り方:縦糸を張った後、ガットを切らずにそのまま横糸を張る方法
結び目:2箇所

長所
・結び目が2箇所しかない為、張り上げた後のガットの緩みが少ない

短所
・11m以上のまとまったガットが無いと張れない


2本張り

張り方:縦糸を張った後に横糸を張っていく。横糸を上から張るのか下から張るのかによってラケットへの負担やテンション配分が変わります。

結び目:4箇所

長所
・簡単に張れる
・フレームへの負担が少ない

短所
・結び目が多い為、ガットが緩みやすい

まあ、こだわる部分はテンションの緩みについてですかね。気にする人は1本張りがいいでしょう。テンションなんて少しぐらい緩んでもいいと思う方は2本張りで十分だと思います。ちなみに、大抵のスポーツ用品店は2本張りです。反対に、プロショップやトーナメント会場では1本張りが普通です。試合に出るのなら1本張りがいいかもしれません。


張りあがりの強さ

よく、「あの店は張り上がりが硬い」などという話が話題に上がりますよね。これってどういうことを表しているかお分かりですか?まあ、この言葉そのままなのですが、これはつまり「同じポンドで張っても、店によって張り上がりが違う」ということなんです。

ガット張りを依頼するときは、ガットを引っ張るポンドで依頼しますよね。実はこのポンド、同じポンド(例えば55)で依頼したとしても、誤差を生じる要因がたくさん潜んでいるのです。下に箇条書きしたものがその要因です。

・張り手
・張り機
・ガットの種類


現在のガット張り機の種類は、コンピュータ制御式、バネ式、分銅式があります。後者ほど人の手によって張り上がりが異なってきます。また、各店舗にあるガット張り機が全て統一されたポンドを表現できるかというと・・・そうではありません。これはガット張り機に限らず、すべての器具で当てはまりますよね。メンテナンス具合や使用年数などによって劣化が生じたりするので当然です。さらに、ガットは湿度や温度によって微妙に変化をします。当然これも張りあがりに影響してきます。

このようなことが積み重なって「あの店は〜」などという相対的な評価になるのです。
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