TOP>テニスの練習>面の感覚セルフチェック | |||
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リラックスしてラケットを操作できているかはテニスの上達にとても大きくかかわってきます。うまくラケットを操作できているかを自身でチェックしてみましょう。 □ チェックの仕方 @ 転がっているボールをラケットでバウンドさせて拾うことが出来るか? A ボールを地上20cmのところで地面にバウンドさせ続けることが出来るか? B ラケットでボールを上に放り、落ちてきたボールをラケット面でバウンドさせないでキャッチすることが出来るか? 簡単に3項目チェックしてみましょう。どうでしょう?なかなか難しいと感じられる方もいらっしゃるのではないでしょうか? 私は良くこの動作をレッスンでやってもらうのですが、実は上級者クラスでも@の内容が出来ない人が割りといらっしゃいます。簡単そうに見えて難しいんですね。 □ なぜ出来ないのか? ラケットコントロールを意識した練習をしていないからです。もっと細かく言えば、力を抜いてボールに触る練習をしていないからです。@〜Bの項目のいずれも、「力を抜いてラケットを操作する」必要があります。例えば、ベースラインでのハードな打ち合いしか行っていない方は、柔らかいラケットコントロールを習得するのは困難になります。 □ 面の感覚を磨く練習 目的:反復練習によりラケットコントロール、面の感覚を高める 内容:普段の練習とは異なり、極端に短い距離でのボールのやり取りを行う 理由:短い距離ならば力を入れずにボールを捕らえる事が出来るため ボレーの苦手な人は、スイングしてボールを飛ばす感覚が強い反面、面を使ってボールをコントロールする感覚が欠けている人が多いです。是非この練習を行ってみてください。 □ 練習1(1回トラップ→渡す) @お互いがネットから1m以内のところに立ち、向かい合います ↓ Aフォア側で1回ボールをトラップして、2回目のヒットで相手に渡します ※緩やかな放物線を描く打球 ↓ B受け取ったほうは、そのボールを同じように真上にトラップしてから相手に渡します。 ※トラップは出来るだけ低く やり取りの最中はフォア側でラケットをやや上向きの状態で構え続けます。トラップの際のボールの威力吸収、相手に渡すときの正確なコントロールを養います。 ・注意事項 1.相手の取りやすい弾道で、なおかつ相手が構えたところに放物線の終着点を定める 2.ラケットを振り上げないで打つ 3.非常に緩やかなバックスピンをかける 4.力を抜く 5.打球は頭の位置以下をキープ →この練習は基本中の基本です。反復して必ずものにしましょう。しかし、やってみると意外と難しいことが分かると思います。初めのうちはトラップがうまく出来ず、高く上がりすぎたり、左右に散らばってしまいます。そうすると次の打球が思うように打てずに、お互いがあっちこっち動きまわって何がなんだか分からなくなってしまいます。 あえてグリップを指定しませんでしたが、ラケットを振り上げないで放物線を描き、緩いバックスピンがかかるという条件を考えると、薄いブリップが適していると、練習をしていく中で実感できると思います。 この練習は、反復練習が重要です。2人でまともにラリーができるようになるまでかなりの時間がかかると思いますが、そこからがスタートです。何回も練習していきましょう。 □ 練習2(1回トラップ→ショートバウンド返球) @ネットから2mの距離で向かい合います ↓ A1回トラップした後、そのボールをそのまま地面に落とし、ショートバウンドで捕らえて相手へ ※ショートバウンドで捕らえるときは「打つ」感覚ではなくて、面に乗せて運ぶ感覚で ↓ B相手はノーバウンドで受け取り、トラップ→地面に落とす→ショートバウンドで返球 フォアハンドのみで行います。常にラケットを構え続け、構えられたラケットにボールをコントロールします。 練習1よりも距離が遠く、威力も強くなるのでトラップの際のタッチが難しくなります。また、ショートバウンドで捕らえる時の感覚も相当重要です。 □ 練習3 @ネットから1mの位置で向かい合います ↓ Aお互いトラップせずにノーバウンドでボールを渡しあいます(距離の無いボレーボレー) ↓ B最初はフォアハンド同士で、徐々にコースを指定していきます コース指定の例 ・一人がフォアハンドのみ、相手がフォアバック交互に打つ ・お互いがフォアバック交互に打つ 面の向いている方向にボールが飛んでいく感覚。近い距離、ノートラップでも続けることの出来る打球を打つ。 |
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[テニスのばいぶる] |